現代日本の心情と論理 1971
気流の鳴る音(真木悠介) 1977、筑摩書房。<『更級日記』で夢に猫が登場して自分は大納言の息女という。作者の菅原孝標女と藤原道綱母は猫のことをお姫様として遇するように。夢を見て現実に色を加える。夢の色を剥がしてコンプレックスを示したフロイトの夢解釈とは別>
現代社会の存立構造(真木悠介) 1977<大澤真幸によると、柄谷行人『マルクスその可能性の中心』とほぼ同時期に影響関係なしにマルクスの価値形態論から別のものを導き出した>
チェルノブイリ原発事故があった1986年に、ウルリッヒ・ベックはリスク社会論という考え方を出す
自我の起原(真木悠介) 1993
1997.1 東京新聞で見田宗介と吉本隆明が対談(「世紀末を解く」。吉本隆明『ハイイメージ論』「アフリカ的段階について」、見田宗介『現代社会の理論』をめぐってやり取り)
社会学入門 2006、岩波新書。<9.11が起こったときに明治学院大学のシンポジウムに参加依頼、「アポカリプスーー『関係の絶対性』には向こう側があるか」→『論座』2003.1月号→『社会学入門』の第五章>
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順不同ですが、個人的に一番好きなのは『現代日本の心情と論理』ですね。
- 見田宗介の『現代社会の理論』(岩波新書)を読みました.見田宗介の著作で次に読むには,何が良いでしょうか?
https://mond.how/ja/topics/b29gosr5e7qrq00/eqf39oklgnov29q
ぼくは見田先生の仕事のなかでは分析方法をいろいろ工夫された仕事群が好きなタイプなのでたぶん好みがあいません。
-最近はじめて見田宗介先生の岩波新書の現代社会論を読んでとても腑に落ちる内容で感動しました。見田先生のような広い視野での現代社会論を展開している方で、西田先生の推薦図書的なのを教えてほしいです。