確かに、小説家になるには才能が必要で、たとえ私小説でも、それで一家を成すには才能が必要だが、入り組んだ作り話を拵える才能がなくても、私小説は書けるし、作家になるのでないのなら、私小説は才能がなくても書ける。だから私は私小説を勧めているのである。 おすすめ私小説(上に挙げたものまたは既読のもの以外)森鴎外『半日』武者小路実篤『お目出たき人』宇野浩二『苦の世界』『思い川ほか』尾崎一雄『暢気眼鏡・虫のいろいろ』柴田翔『されどわれらが日々―』中野孝次『麦熟るる日に』

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東西冷戦期のSFは、海外ではクラークの『幼年期の終り』やネヴィル・シュート『渚にて』、国内では星新一の『午後の恐竜』や小松左京『影が重なる時』『復活の日』のように、核戦争による人類滅亡が最悪のヴィジョンとして語られることが多い。

東西の短篇の名手の奇跡のコラボ━━「さあ、気ちがいになりなさい」(フレドリック・ブラウン/星新一、ハヤカワ文庫SF) - SF游歩道