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木曜

 

伊藤整『若い詩人の肖像』新潮社、1956年

 

堀田 善衞「若き日の詩人たちの肖像」1968

 スタジオジブリ関連で「文化人」を呼ぶ際に、宮崎駿堀田善衛 高畑勲加藤周一 というパターンがあったような気がする。堀田善衛加藤周一が若い頃から知り合いで、本作には加藤は「ドクトル」として登場するわけだが、さらに田村隆一はじめ戦後に「荒地」派を形成するグループも出てきて、主人公は両方のグループのつなぎ役だったりする。その点ではねじめ正一の「荒地の恋」などを合わせて読んでも略

その辺の関連でいえば、著者に関しては「方丈記私記」という評論の傑作があるが、これも本作と合わせ略

三木卓『若き詩人たちの青春』2020/3/5←「わが青春の詩人たち」2002/2/5

鮎川信夫谷川雁田村隆一、長谷川龍生......。詩人たちが集い、いきいきと躍動していた1950-60年代。戦後の詩壇を鮮やかに彩った詩人たちの、知られざる素顔を描く記念碑的名著!

ねじめ正一の「荒地の恋」2007年9月27日

主人公は荒地派の詩人・北村太郎。 50を過ぎてから、中学からの友人で同じ詩人の田村隆一の妻と恋に落ちる。