30 太った女の人がいる、探偵小説のつもりの長編小説
57 『取り替え子』田亀のシステム、
61 丸谷才一に全体小説とは、?百科事典のようなもの。
65 それまでの評論を厳粛な綱渡りとしてまとめてから、ハーバード大学のキッシンジャー教授のセミナーに。同僚にカルロス・モンシヴァイス。毎日フォークナーを原典で読む
70 (江ノ島のタコの散歩による生還)どう自分を立て直したらいいのかわからない状態が二年間続きました。いろいろ小説の断片みたいなものを原稿用紙に千枚ぐらいは書いたでしょうか、『万延元年』あれは変な序章なんです
73 ハーバードのヒューマニティーセンターの講演記録、モーリス・センダック。
75 明治100年に対していろいろな出版物。安保で敗北したと考えている活動家たちが若い歴史研究者になって民衆の蜂起について研究の成果を。色川大吉 66 【自由民権運動の再評価】明治精神史、伝蔵と森蔵、秩父事件、秩父困民党、
78 井伏鱒二『黒い雨』をめぐって江藤淳と議論
81 広島ノート、原爆病院院長の重藤文夫
82 物理学者フリーマン・ダイソン、核兵器削減プラン
EPトムソン、イギリスの労働階級の発生について。ウィリアムブレイク講義。父や祖父が17世紀に政府に異議を申し立てる市民たちの小グループに加わっていた(ブレイクを三年間勉強して『新しい人よ眼ざめよ』)
87 一番不安定に揺れ動いている側の人間
112 ピンチョン。アメリカの民衆の言葉を、やばいな式の言葉を綜合して、巨大なものを批評すること。←ピンチョン『ヴァインランド』アメリカのヤクザ、学生運動をたたきつぶし、ヒッピーを社会から抹殺してしまう。。
126 ヘーゲル的な法廷
ナボコフ式に歴史が悪いということはやめて、歴史の近くにいて、
129.
大江 現実にもそれはない。しかし、あの不思議な大国アメリカには似たものがあるんですよ。レーガンという俳優が、労働組合を結成して、逆にそれを御用組合にしてしまって仲間を弾圧した。さらにこのつまらない俳優が大統領になってしまう。
131 亀井静香
137 ウォーレ・ショインカ『取り替え子』の最後、
ウエント、sons for the return home.
『大江健三郎 作家自身を語る』
13- 1️⃣
37 深瀬基寛訳のオーデン詩集と、エリオット
40 ユーゴー『エルナニ』→行く力
41 山田じゃく、朝倉季雄→85 朝倉
48 渡辺一夫 戦国明暗二人妃
大江「マルゴ公妃のかくしつきスカート」
渡辺一夫の精神の継承者、二宮敬、加藤周一
50 渡辺一夫と中野重治の間に公開の書簡の往復
52 渡辺一夫『敗戦日記』
55-2️⃣
76 性的人間と政治的人間
81「若い日本の会」→316. 老いたるニホンの会のデモ行進。
82 サイード、エグザイル
85 宏大な共生感
86 『叫び声』を発送されたのは、1961年、26歳での社会主義圏への長い旅行。西欧から東欧、ソ連をめぐるご旅行からの帰りの飛行機の中
ジャギュア
ブルガリア政府とポーランド政府
92 重藤文夫 肥田舜太郎
95 佐藤真
99 シモーヌヴェイユ、イヌイットの寓話、世界がまだ始まったばかりの頃、地上にはカラスがいて、地面に落ちてる豆をついばんで食べている。でも真っ暗なのでなかなか餌が見つからない。カラスはこの世に光があったら、どんなに餌を拾うのが易しいだろうと思う。そう思った瞬間に世界に光が満ち満ちた。それが本当に望む、期待する、願うということだし、
100 大江カラス
105 純文学書下ろし特別作品を書かないかという依頼を
106 山口瞳による批判、107 三島由紀夫による批判、109 亀井勝一郎による批判
108 『懐かしい年への手紙』
113- 3️⃣
133 谷川俊太郎 鳥羽 本当のことを云おうか
134 「本当のことは云わない」
166 湯川秀樹、ジェームズワトソン
170 岩波書店 思想体系 田中銘助
173- 4️⃣
174 マルカム・ラウリー
177 大庭みな子、津島祐子
178 大庭さんと小島信夫、津島さんと中上健次
179 女性作家 フラナリーオコナー、シモーヌヴェイユ、キャスリーンレイン、佐多稲子、林京子。野上弥生子
180 後期の倉橋さんの吉田健一趣味のような世界 181 内田光子、高橋アキ 182 アレンギンズバーグ、アルバートウェント、ウォーレショインカ 183 マキシーンホンキングストン、マサオミヨシ、ガヤトリスピヴァク、
184-186 人生の親戚 まり恵さん。メキシコからエロティックで滑稽な自分の写真を撮って、昔から自分に奉仕的な三人の若い青年に送ってという不思議なユーモアを残して、死ぬ。
192 ディケンズ『荒涼館』という小説のナラティブは二部に分れていますが、そのひとつは、顔に怪我をしたために、自分は醜いと思い込んでいる女性が語って
197 ブレイク 失われた子供
ああ、そんなに早く歩かないでください、話しかけてください、お父さん、さもないと僕は迷い子になってしまうでしょう
199 ウィリアム・ブレイク、プロフェシー。預言詩 201 EPトムスン、
203 男性ショーヴィニズム
204 預言詩(プロフェシー)でブレイクは、かれ独りで旧約聖書を書くように、
205 ブレイク自身は、若い時にはいまのフェミニズムの草分けともいうべき
214 「新しい人」という言葉は聖書のパウロの手紙のうち、「エフェソス人への手紙」から見つけてきました。
223- 5️⃣
227 懐かしい年への手紙 師匠(パトロン)
10年近くブレイクと一緒にダンテを 40代の頃、 ジョン・フレッチェーロ『回心の詩学』
229 司馬遼太郎 231 鬼謀の人
236 ウィスタン・ヒュー・オーデン、われらの狂気を生き延びる道を教えよ、狩猟で暮したわれらの先祖。
237 『四つの四重奏』の最後のリトルキディング←『さようなら、私の本よ!』(2005)
237-238
懐かしい年への手紙 ダンテ
レインツリーを聴く女たち マルカムラウリー
新しい人よ眼ざめよ ウィリアムブレイク
燃え上がる緑の木 イエーツ
宙返り RSトーマス
さようなら、私の本よ! ランボーとエリオット
242 ポーの大鴉、日夏先生の『ポオ詩集』
247 聖書とエリオット。
248 聖書の読み方。ネオプラトニズム的な傾向、神秘主義的な傾向。
248-249. ネオプラトニズム
249 キャスリーン・レイン。のブレイク研究
250 キャスリーン・レインと高橋康成。レインはブレイクをイエーツに結びつける。
251 プリンストンに1年間、武満徹さんが、1996年2月に亡くなった時
252 聖書のパウロの手紙、「ローマ人への手紙」について、ノースロップ・フライ。
252 『言い難き嘆きもて』意味のはっきりしない呻き声のような言葉。→258 文学の言葉は、祈りの言葉にはならない。パウロの手紙
256 ドストエフスキーからミルチャ・エリアーデ、マルカム・ラウリー
第二部 ヴァシレーション揺れ動く、霊性と情念の間を揺れ動く。
259 『燃え上がる緑の木』の語り手である、両性具有のサッチャン 際限なく自分が性的なぬかるみに引き込まれてゆく、勇気りんりんとぬかるみのなかを歩いて行く昂揚感も抱いていたのだ、山荘に来てすぐ思い出した中野重治の一節のように。
262 17世紀〜18世紀の哲学者ヴィーコ。自分は神の方へ行かない、世俗的なものによって歴史、人間を考える
264-265 rejoice!
274 モーツァルト生誕250年を記念して、読売日本交響楽団。オーストリアのマンフレッド・ハーネックの指揮と演出でレクイエム「私は生き直すことができない、しかし/私らは生き直すことができる」
武満徹『時間の園丁』
278 Late Style
279- 6️⃣
281 ノーベル文学賞 1994/10/13. 受賞。ストゥーレ・アレン(存命だったら、井伏鱒二か加藤周一が取った?)
282 響きあう父と子(NHK、1994/9)
285 「アレが来る」
288 『取り替え子』は、もう一度『個人的な体験』を書いたことになります
291 絵本作家モーリス・センダックとシェイクスピア学者スティーヴン・グリーンブラットの対談の講演。カリフォルニア大学バークレイ校で。。
【294】
大江といえば、加藤典洋の論文掲載誌を電熱器で焼く場面を小説に書いていますね。
〈古義人は矢庭に立ち上り、コッテージの奥に小さくついている電熱式のプレートに雑誌を載せた。それが煙を立て始めると、天井のセンサーが感応しないよう換気扇を作動させもした。やがて炎が立つと、燃え尽きるまで、古義人はその前に立っていた。燃え残りを流しに落して水をかけると、煙の臭いが部屋に満ちた。(中略)「この読みから浮かんでくるのです」。クソどもが、と古義人はいった。〉
(大江健三郎『憂い顔の童子』)
この場面はちょっと気に入っています。
295 ちょうど新訳のドン・キホーテを読んで、
296 フレドリック・ジェイムソン の英語訳『宙返り』批評
「おかしな二人組」三部作として箱入りの特装版にされた際の付録「長江古義人と小説作者の対話」
297 セリーヌの『夜の果てへの旅』に登場する二人組、バルダミュとロバンソン。生き延びる側としてのバルダミュ。
→299 哲学者ベンヤミンとユダヤ神秘思想史家ゲルショム・シャーレム。シャーレムがバルダミュの役割
298 作家の才能というのは、この人は優れた人だと観察する力じゃないのかな。←292 もし作家に、ほかの人間とは違う才能があるとすると、それは実につまらない偶発事から、
298 原広司、磯崎新 建築家→316 『憂い顔の童子』の結末、建築家である椿繁から。
301 蜜三郎、武田泰淳の『風媒花』の蜜枝
302 伊藤仁斎の流れ
303 曾我五郎伝説、愛媛県には和霊神社。
304 中国や沖縄の民話。三番目の賢く強い息子にはよく「良」が付けられている。京劇を見に行くと三良(サンラン)というのが活躍する。
304 ギー兄さんの系譜。『懐かしい年への手紙』「核時代の森の隠遁者」『燃えあがる緑の木』『宙返り』
304 堀田善衛さんから、俺はギーが好きだった、無残に死なせるのはけしからん(『万延元年のフットボール』で、森の中に住んでて森の精みたいに枯木を全身にまとわせる格好をしていたために、お祭の時の焚き火が燃え移って、焼け死んでしまう人)
306 フランスのテレラマTéléramaという発行部数の大きい週刊誌のインタヴュー。
307 たとえば『憂い顔の童子』の中に出てくる古義人の母親の言葉。
309 古義人ー大江、篁さんー武満徹、六隅先生ー渡辺一夫、吾良ー伊丹十三。
312 太宰治と、
312 瀧井孝作とか、志賀直哉でも尾崎一雄でもいいですが、こういう人たちは、現実の自分と、自分が書く人物を、かたく結び付けなければならないという律儀さに駆られていたと思いますね。
314 死んだ人間であるわれわれは、《静かに静かに動き始めなければならない》。
315 取り換え子が出た直後(2000)の座談会で井上ひさしが。大江さんは新しい信仰を興されたのではないでしょうか。
322 『さようなら、私の本よ!』の三部作。自殺、自滅的なデモ行進、自爆テロ
325 ジーン・スタイン
いつ自分の過去について人を驚かす告白をするか、→326 ギュンター・グラスの自伝『玉ねぎの皮を剝きながら』、ミラン・クンデラ、328 ウォーレ・ショインカ、ガブリエル・ガルシア=マルケス
326 ジョルジュ・バタイユとか、モーリス・ブランショとか、シュール・レアリスムが解き放った知的な全否定、全面破壊の力を持った人たち
326 クンデラ「冗談」
329 Ecce homo
333 大江健三郎賞、2007.5には決定します。
334 野間宏、武田泰淳、堀田善衛、大岡昇平。60年前の戦後文学の始まり、言文一致体の流れの、しかし文語調のものだった。
近代中国文学、雅文調から、1920年代の魯迅たちの 時にはふざけたようなくだけた文体
341- 7️⃣
344 涕泣 ていきゅう、
348 フィリップ・フォレスト→351,
350 コリーヌ・カンタン。
351 何度繰り返して書いても同じことを言うオータンティシテ authenticite
352 『みずから我が涙をぬぐいたまう日』から何度も書き直し続けてきた父の肖像を、『水死』で完成させる。
353 これはアンチ・クライマクスではなく、大江作品として例外的に、クライマクスに達した作品であったと思います。←322 私の小説につねに入り込むアンチ・クライマクス、主人公たちが荒々しい死に向かうのじゃない終わり方
355 そして私は、想起のなかで英単語だったままにルビを付けてカードに書くのだが、父親を絶望的なほどdesperatelyに愛している……
355 それから鳥は、本国送還になったデルチェフさんが、扉に《希望》という言葉を書いて贈ってくれたバルカン半島の小さな国の辞書で、最初に《忍耐》という言葉をひいてみるつもりだった。(『個人的な体験』の最後の段落)
356 〈そして、暁に、熱い忍耐で武装して、私たちは輝かしい都市に入城するだろう〉「別れ(Adieu)」
“d’une ardente patience”
358 そしてかなり年上の真木を最初から呼び捨てにする。
359 「三人の女たちによる別の話」
362 〈大きく暗い水たまりのような目〉
363, 364 ウナイコが高校生の時に伯父から暴行を受け、
364 3.11直後の五月五日、新宿の紀伊國屋サザンシアターで開催された「大江健三郎シンポジウム」
365 米原万里、ナボコフを絶対許さない、1970年代の出来事が中心におかれた『アナベル・リイ』
2005-2011.4まで六年間にわたって最高裁まで争われた沖縄ノート訴訟
369 フランシス・ベーコン、
371 山口昌男、私の40代はかれに導かれた新しい分野の本に熱中して
374 本谷有希子、パプリカ次郎
376 ディケンズ荒涼館bleak house もしかしたらそうかも知れないeven supposing
387 伊丹さんはやはり高校生の時、上級生がトロリーバスを見ていったという、ーー悪魔のごとき柔軟性、という表現も覚えている、そういう人でした。
388 吉行淳之介文学館、ジェームズ・ボールドウィン。
390 tsエリオット、イエーツ、ブレイク。翻訳家マイベスト、渡辺一夫、西脇順三郎、深瀬基寛。
391 川端康成にペンクラブで紹介された芹沢光治良さんは、そのユマニスムと、フランス小説の通としての、
393 ディクスン・カー「バーニングカート」
アガサクリスティ「リトルニガー」
394 『さようなら私の本よ』のネイオ、『憂い顔の童子』の真木、『取り替え子』の浦さん。
母親と家内がただひとりの女性(もう年老いている)に合一して、私らの家の食堂の椅子に坐って外を眺めている→406 家内がその母とひとりの人物になってそこにいるのを(また眠り直しながら)階段を降りて見に行く……
398 ダンテが煉獄の島の番人にした、ウティカのカトー。
402 フォークナーの恋人として最後の人だった女性が、エドワード・サイード・ルームという美しい部屋を作って
”80、作品から、大柄な女性がお好きではないかと想像するのですが。__武満さんは、大木のような女性に蝉のようにとまりたい、という夢を語ったものです。小さい人も好きで、つまりは、私はある距離さえおければたいていの女性が好きです。ーーいや、厳密な好き嫌いがあるじゃないか、といわれそうですが、そこが、ある距離さえおければということです。”(404)
405 外国の版権、Sakai Agency
408 山荘に来た犬ベーコンの定義。
やめて欲しい、の、「欲しい」というのは関西のいい方だとなにかで読み、私は「して欲しい」、「やめて欲しい」といったことがありません。
413 田中美知太郎 ギリシア劇集 新潮社。
415- あとがき
416 2005年夏、「おかしな二人組」三部作の完結
420 中国で『水死』、莫言が古代の詩人、屈原を引いて書評を発表するなど。
コリーヌカンタンによる仏語訳、ピキエ書店。から、421