ーたいまつか、または燃える息の一触で、この世の生が終ったとしよう。肉体は破壊されて転っている。確かにここにあるのは死だね。一方、来世から魂が、……heartだから、心と訳した方がいいかも知れないけれど、ともかく肉体に対立するものが、現世の来し方をふりかえる。そうやって、矛盾のままに生きた生を後悔する……(『燃えあがる緑の木』第二部pp.260-261)

イェーツ「Vacillation」I節を読む~『燃えあがる緑の木』第二部を手がかりにして~ - かるあ学習帳